日産 来年発売の電気自動車「リーフ」をついに公開
1:0th track@mixi:2009/08/04(火) 04:45:00
日産自動車は2日、量産電気自動車「リーフ」を発表した。来年下半期に日米欧で発売予定。価格は未定。
1回の充電で160kmを走行可能。最高時速は140キロ以上。
200Vの家庭用電源なら8時間でフル充電、急速充電器なら30分で8割充電できる。
実験車両は先月27日に公開されていたが、実際の車両は今回初公開となった。
乗車定員は5人で、今までの電気自動車の少人数乗りというイメージを覆した。
発表には小泉元総理や神奈川県知事も同席した。
日産、5人乗り量産電気自動車「リーフ」を発表(マイコミジャーナル 画像多数)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/08/03/013/?rt=na
日産、量産電気自動車「リーフ」を発表(時事通信 動画ニュース)
http://www.jiji.com/jc/movie?p=car015-movie01&s=030
わたしは既に燃料電池車は「来ない」と睨んでいます。
燃料電池車は電気自動車が実用的なレベルになるまでの“つなぎ”であって、
言ってみればハイブリッド車と同じ位置付けだと思っていました。
しかしここに来て電気自動車の技術開発が急速に進んできています。
むしろ燃料電池車の方が、インフラの問題や燃料タンクの技術的課題から
現実味が薄れて来ています。
テスラのロードスターが出たあたりからそんな気はしていたんですけどね。
ただ燃料電池技術自体が役に立たないと言っているわけではありません。
自動車の動力源として使うのに合わなかったということです。
さて、最高時速140キロと聞いて「パワーが無い」と感じるかもしれません。
しかしそこはエンジン車と電気自動車、エンジンとモーターです。
単純に比較はできません。
エンジンの性能を表す際に指標となる数値は2つあります。
最高出力(馬力)と最大トルクです。出力はトルク×回転数で算出できます。
エンジンというのはある程度回転数が上がらないと性能を引き出す事が出来ません。
最高出力を得るためには相応の回転数が必要です。
それに比べてモーターは、理論上は入力された電力と同じだけの仕事をします。
つまり回転数の高い低いに左右されず、常に同じだけの出力が得られるわけです。
最大トルクは0rpmで発生します。
グラフにすると、出力は横に真っ直ぐ水平な線を引っ張っただけ、
トルクは回転数が上がるにつれて下がっていきます。
この特性は発進時、低速時に非常に有利です。
そして出力が回転数に左右されないということは、変速機が不要ということです。
実際、テスラ・ロードスターの変速機は2速までしかありません。
急速な発進をしたい時(スポーツカーですから・・・)に1速を使いますが、
普段は2速のままレバーに触れる事はありません。
理論上は変速機は意味をなさないはずなんですが、理論は理論ですからね。
国内の電気自動車市場では、三菱自動車が「i MiEV(アイミーヴ)」の販売を
官公庁、企業向けに限ってはいますが開始していて、一歩先行しています。
個人向けの販売は来年4月を予定し、購入希望受付を先月31日に開始しました。
(軽自動車クラスにも関わらず最大トルク180Nm(18.4kg・m)だそうです。)
自動車業界では各社、電気自動車の研究開発を進めています。
電池をカートリッジ化して積みかえるだけで充電完了、
なんていう案もどこかの会社から出ていましたね。
これなら航続距離も問題にならないでしょう。
今後も電気自動車市場では面白い変化が続いていきそうです。
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